「四股踏み」のやりかた 【立ちかた編】

トレーニング

ダイエットや体幹強化など数多くの効果がある「四股踏み」。その効果をUPさせるポイントを解説!「足を上げて降ろす。」ただこれだけの動作で、ダイエットや体幹強化、姿勢改善など様々な効果が期待できる四股踏みですが、必ず押さえておくべき2つのポイントのほかにも効果UPのためのポイントがいくつかあります。今回は「立ちかた」について解説します。

足を外旋させる

「足が外旋させる」とは、足を股関節から
外向きに回している状態です。

この時、足先は外側を向きます。
(上図だと左側です。)

注意点は「膝」。
たまに、股関節が外旋して、足先が外を向
いているのに膝は内側を向く方がいます。

この状態だと四股踏みの効果が上がらない
ばかりか、膝関節を痛めてしまう可能性が
あります。膝も外側を向くようにしましょ
う。

コツは、先と膝関節の向く方向を揃
えるようにすることです。

足を外旋させる効用は2つあって
1 深層筋を活性化させる
2 重心移動を滑らかにする  です。


足を外旋させるには外旋六筋と呼ばれる六
つの深層筋が関わっており、股関節を外旋
させるということはこれらの筋肉を活性化
させるということでもあります。

また、身体の重心は「股関節と肩関節が外
旋している方向に向きやすい」という性質
もあります。
(今回は肩関節の説明は省きます。)

試しに足を肩幅に、足先を少し外側に向け
て立ってみてください。
この状態から片方の足を外旋させてると…

上体が外旋した足方向に傾くのが判ると思
います。これは重心が外旋させた足に移動
したためです。

このように足を外旋せることにより、重心
移動が滑らかなに行われます。

この身体の重心は「股関節が外旋している
方向に向きやすい」という性質は、四股を
踏む際の「足のあげ方」にも関係してきま
す。

「あしのあげ方」については、またの機会
に解説します。

足幅は肩幅を基準とする

足幅は肩幅を基準としましょう。

あまり広すぎると重心の制御が難しくなり
ますし、反対に狭すぎると重心の移動を感
じにくくなります。

これも、運動経験の有無など個人差があり
ますので一概には言えませんが、

初心の方は肩幅を基準として始めて、体力
や重心移動を捉える感覚にあわせて足幅を
変えてみるのが良いと思います。

基本的に、足幅による効果の出方に違いは
ありますが、「足幅が広いからダメ」「狭
いからやり方が間違っている」ということ
はありませんので、

ご自分に合った足幅でおこなってください。

私の場合は、肩幅→広め→肩幅より狭め
と推移して、今は肩幅に落ち着いており
ますが、今後また変わるではと感じてい
ます。

ただし、四股踏みに「股割り」の動作を
組みこむ場合は「肩幅」が基準とならず、

股割りで重心を落とした時に、「脛が地
面と垂直になる」足幅が基準となります。

「股割り」については、またの機会に解
説します。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、四股を踏む際の「立ちかた」
について解説しました。

ポイントは
足を外旋させる。
足幅は肩幅を基準とする。
 です。

足を外旋させて肩幅で立つことで、重心移
動を滑らかにし、重心を感じやすくする。

簡単な動作で効果バツグンの「四股踏み」
ちょっとしたポイントでさらなる効果UP
が期待できます。ぜひ、試してみてくださ
い。

この記事がみなさまのからだ創りの一助に
なれば幸いです。

プロフィール
オワス

九州生まれ北海道在住1968年生まれ 
武道・武術などを通じて日本古来の文化に出会い、以来30余年にわたり身体運用や心身を健康に保つ方法などを学び日々の生活に取り入れ楽しくすごしています。
「この素晴らしい文化を少しでも多くの人に知ってもらいたい!」とこのサイトを立ち上げ情報発信しています。

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