「体幹の強化」や「バランス感覚の向上」が期待できる「一本歯下駄」。しかし「本当にそんな効果があるの?」とか「買ったはいいけど面倒臭くて使わなくなるんじゃない?」なんて思っているかたも多いはず。そんな疑問を解消するため一本歯下駄を実際に使っている私がその効果などを包み隠さずレビューします。これを読めばあなたにぴったりの一本歯下駄とその使い方がわかります。
一本歯下駄って買い?
結論から言いますと「買い」です。
その理由は
1 使い方が簡単
2 からだを整える効果が高い
からです。
詳しく説明しますね。
使い方が簡単
「一本歯下駄の使い方が簡単って、
そらそうよ」って声が聞こえて
きそうですね。
そうです。
履くだけです。
アスリートなど何かしらの競技の
パフォーマンスの向上を目的としてる方
などは、
下駄を履いた状態でさまざまなトレーニ
ングをやりますが、
基本的には、下駄を履いたままで
「立つ」「歩く」など日常生活を送る
だけで十分に効果がでます。
もう少し詳しく説明しますね。
【立つ】
下駄を履いたまま立ちます。
このとき、多少ぐらついたり、足踏みを
しないとバランスが取れなくてもOKです。
「バランス感覚が良かったりや体幹が強
い人は、ぐらつかない、ふらふらしない
というイメージがありますが、そんなこと
はありません。
かえって、体を固めてしまうほうが問題
です。
ふらふらする感覚を楽しみましょう。
ですので、日常生活においては調理をする
ときなどは下駄を履くと危険です。
また、何か物をもったりする場面も同様です。
最初はただ立つだけにしましょう。
テレビを見ながらなどでも結構です。
(慣れてくれば、どのような場面でも大丈夫
ですが、ご自分の身体感覚に合わせて無理を
いしない様にしてください。)
【歩く】
下駄を履いたまま歩きます。
本当は外を歩けば良いのですが、なかな
か一本歯下駄で外を歩くはハードルが高
い。
普通の下駄でさえ目立ちますしね。
そうなると家の中を歩くしかありません
が、それでも効果は十分にあります。
ただ、集合住宅などにお住まいの方は
「足音」に注意してください。
(歯の下にゴムを張っているものもあり
ますが、やはり下駄ですので階下への足
音の響きは考慮する必要があります。)
歩き方はごく普通に歩くだけ。
足元が不安定なため、バランスをとる
ために自然と姿勢が良くなります。
体を固めて姿勢を維持していては、歩け
ませんから。
「リラックスした状態での良い姿勢」
を会得するには最適だと思います。
【その他】
私が好んで行っているエクササイズ
紹介したいと思います。
それは
「しゃがむ(蹲踞)」と「足踏み」
です。
【しゃがむ(蹲踞)】
下駄を履いた状態でしゃがみます。
いわゆる蹲踞(そんきょ)の姿勢です。
蹲踞の姿勢を取るまでは壁などで体を
支えても良いですし、バランスを保ち
ながらしゃがんでもOKです。
この場合は当然、後者のほうが難易度
はあがります。
大事なのは蹲踞の姿勢をとったあとです。
普通の蹲踞と同じく股関節が緩んでいく
感覚を味わってみてください。
とても気持ちいいですよ。
【足踏み】
ここでいう「足踏み」とは
「踵とつま先を交互に床につける」こと
をいいます。
一本歯下駄の歯を中心にして、
右足のつま先を床に着けたら左足の踵を、
左足のつま先を床に着けたら右足の踵を
床に着けるというように交互に足を動か
します。
この時、つま先が着いた足の膝を曲げる
様にします。
この「足踏み」をみぞおちくらいから足
を動かすイメージを持って行うと上半身
と下半身の動きの連携が良くなります。
そして何よりアキレス腱が伸びるのが
気持ちいい!
バランスも取りやすいですし、難しい動
きではないのでおススメです。
からだを整える効果が高い
やはり「体幹の強化」と「バランス感覚
の向上」に関する効果が高いと感じます。
姿勢を維持するには、「抗重力筋」とい
う主に体幹部を中心とした筋肉を使います。
不安定な状態で姿勢を維持することでより
一層、これらの筋肉群を使い、それが体幹
部の強化につながります。
バランス感覚の向上については、いわずも
がなですが、やはり不安定な状態で姿勢を
維持するためには、常にバランスを取り続
ける必要があり、これがバランス感覚の
向上になります。
そして特筆すべきは
とても簡単に「不安定な状態」をつくる
ことができるということです。
ただ、一本歯下駄を履くだけ。
これだけで「体幹部の強化」や「バラン
ス感覚の向上」に必要な「不安定な状態」
を作り出せるのです。
ある意味、これが一番の効果だったり
するかもしれませんね。
一本歯下駄の種類
そんなお手軽、簡単に優れた効果を得る
ことが出来る一本歯下駄ですが、いくつ
かの種類があります。
ここでは「形状による種類」を紹介した
いと思います。
形状による種類は
1 歯が真ん中にあるタイプ
2 歯が後ろ側にあるタイプ
3 歯が低いタイプ
に分類できます。
ご自身の希望する使いかたにあった
タイプを選択しましょう。
それぞれ説明しますね。
【歯が真ん中にあるタイプ】
一般的なタイプです。
通常、皆さんがイメージする一本歯下駄
とはこのタイプではないでしょうか。
なので、最初に購入するには一番間違い
がないかと思います。
私が履いているのも、このタイプです。
特に不満はないですが、
下駄を履いてじっと立っていると、
自分の重心線と下駄の歯との線が揃って
いない感覚を覚えるときがあります。
身体の重心は土ふまず(足の踝の下)に
落ちます。
一方、このタイプの歯は土ふまずより
つま先側にあるため、そんな感覚になる
かと推測します。
ただし、歩いたり足を動かしたりして
立っているときは特に気になりません。
【歯が後ろ側にあるタイプ】
重心線と歯の線が比較的近いので、
「重力に沿った姿勢を体得する」には
最適なタイプかと思います。
(このタイプは所有していないため
あくまで想像です。)
是非とも履いてみたいですね。
【歯が低いタイプ】
歯が低いため、より強度の高いエクササ
イズをするのに適したタイプです。
走ったり、スポーツそのものの動きを
取り入れたエクササイズなどにはこれが
良いでしょう。
また、初めて一本歯下駄を使うため、
「あまり歯が高いのはこわい」という
かたにも向いていると思います。
まとめ
今回の記事では一本歯下駄の「使いかた」
「その効果」「種類」について紹介させて
いただきました。
要点は
1 使い方は簡単!ただ履くだけ!
2 「体幹の強化」と「バランス感覚の
向上」についての効果が高い!
3 形状により3つの種類に分類され、
希望する使いかたにより選択できる。
でしたね。
ただ履くだけで、簡単に健康維持が出来
る一本歯下駄。
そう判っていてもなかなか購入に踏み出せ
ない方も多いと思いますが、
この記事を参考に是非とも、手に入れて
この素晴らしい効果を体感していただきた
いと思います。
この記事が皆様のからだ創りの一助になれ
ば幸いです。
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