股関節の柔軟性を取り戻す!あなたは出来る?「蹲踞(そんきょ)」のやり方とポイントを解説!

トレーニング

「最近、なんだか股関節が固くなってきたな~」と感じることはありませんか?実は関節などは動かさないと動きが固定されて固くなるんです。特に股関節は動かす機会が少なくなってきている「固くなり易い関節」の一つなんですね。この記事では、股関節の柔軟性を取り戻す「蹲踞(そんきょ)」という動作を紹介します。簡単なエクササイズですが効果は抜群!蹲踞のやり方とポイントをしっかり覚えてしなやかな股関節を取り戻しましょう!

蹲踞(そんきょ)ってなに?
どうすんの?

って方、多いと思います。

やり方は簡単!
まず、両足は閉じるか、開いても肩幅く
らいにして立ちます。

その状態から踵にお尻が乗るくらいまで
腰を落としていきます。



これで完成!簡単でしょ?

剣道や相撲の対戦前にこの姿勢を
とっているのを見たことがあるかと
思います。



この姿勢、股関節を柔らかくするのに
効果的なんです。

蹲踞のポイント

蹲踞のやり方が判ったところで
早速、ポイントを紹介します。

蹲踞のポイントは
「上半身の重みを股関節に乗せる」
ことです。

なんだか抽象的な表現ですよね。

では、どうすれば「上半身の重みを股
関節に乗せる」ことが出来るのか

次の3つを意識してみてください。
1 腰を引かない
2 背筋を伸ばす
3 足の親指と股関節を揃える

それぞれ説明しますね。

「腰を引かない」

「腰を引かない」とは蹲踞の姿勢を
取ったときに「お尻の位置が後ろに
ならないようにする」
ということです。

腰を軽く前側に押し込む感じを意識
するといいと思います。

「背筋を伸ばす」

蹲踞の姿勢をとったときに
「背中が丸くなる」方がいますが
背筋は伸ばすようにします。

これは「腰を引かない」ようにすると
以外と簡単にできます。

コツは「頭の位置」

頭の位置を肩に、肩の位置を骨盤に
揃えるようにしてください。

頭という錘でバランスをとる
イメージですね。

決して
「腰を無理に反って背筋をのばす」
ようにしないでください。

「足の親指と股関節を揃える」

足の親指と書きましたが
正確には「母指球」です。

足の親指の付け根でちょっと
膨らんだ箇所ですね。

ここにしっかりと体重が乗るようする
ため、母指球と股関節との位置を
揃えたいのです。

腰をゆっくり降ろして蹲踞の姿勢に
なったとき、踵の上に股関節が来る
ようにすればOK!

ここでも「腰を引かない」ことが
重要です。

以上、3つの意識を通じて
踵~股関節~背筋(頭)のラインが
揃うと「上半身の重みを股関節に乗せる」
ことが出来ます。

股関節は大事!

股関節は、上半身と下半身をつなぐ
関節であり、からだのなかで一番大
きな関節です。

また、股関節は「立つ」、「座る」
「歩く」「走る」などの日常の動作
全てに関わってきます。

この関節が、固くなり動きが悪くなると
それに比例して日常の動きが悪くなるの
は想像できるでしょう。

人間は「動物」です。
「動く物」なのです。

動きの良否は心理面にも影響を及ぼす
と私は思っています。

なぜ股関節が固くなるの?

このように大事な股関節ですが
なぜ股関節が固くなるのでしょう?

それは日常生活において、
「股関節を意識する」ことが少なく
なってきたからです。

脳が意識しなくなった体の部位は
動かさなくなっていきます。

そして股関節は意識することが難しい
関節なんです。



ちょっと試してみましょう。

肘関節の位置を意識してみてください。

比較的正確に肘関節の位置を把握
できると思います。

次に股間節です。
股関節の位置は肘関節に比べかなり
曖昧ではないですか?

そもそもが意識しずらい関節なのに
さらに生活の中で股関節を意識する動作
が減ってきました。

正座やあぐら座りなども機会が少なくな
りましたよね。
和式トイレなども同様です。

意識しなくなる⇒使わなくなる⇒動きが
悪くなる⇒固くなる⇒意識しなくなる
の悪循環ですね。

股関節を柔らかくするエクササイズ

股関節を柔らかくするエクササイズは
他にもあります。

「腰割り」や「四股踏み」などです。

これらも優れたエクササイズですが、
「蹲踞」がこれらと大きく違う点
静的なエクササイズだということ
です。

「上半身の重みを股関節に乗せる」
ように蹲踞の姿勢をとったら、
しばらく、そのままでいましょう。

上半身の重みが股関節に乗ること
により骨盤が緩んできます。

蹲踞でスクワットもできなくは
ないですが、まずはこの
「骨盤が緩む感覚」を味わって欲し
いと思います。

気持ちいいですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか?
日常生活では意識することが
少なくなった「股間節」

意識しない関節は固くなるのでしたね。

「蹲踞」は簡単な動作で股間節を意識
することが出来るエクササイズです。

ただ一つ
「上半身の重みを股関節に乗せる」
というポイントを忘れずに!

そのためには
1 腰を引かない
2 背筋を伸ばす
3 足の親指と股関節を揃える

でしたね。

蹲踞はグイグイとやる必要はありません。
じっくりと股間節が緩む感覚を味わいま
しょう。

からだが緩むと心も緩んできますよ👍

股関節の柔軟性を取り戻し、快適な
生活を送りましょう。

この記事が皆様のからだ創りの一助になれば幸いです。

プロフィール
オワス

九州生まれ北海道在住1968年生まれ 
武道・武術などを通じて日本古来の文化に出会い、以来30余年にわたり身体運用や心身を健康に保つ方法などを学び日々の生活に取り入れ楽しくすごしています。
「この素晴らしい文化を少しでも多くの人に知ってもらいたい!」とこのサイトを立ち上げ情報発信しています。

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